今日もまた前回の続き。
ここ最近みた映画の感想です。
今回もストーリーなどの解説はあまりなしで(笑)
簡単な感想と私の勝手なおススメ★(星は5点満点)の評価となります。
チャイルド・プレイ リブート版 ★★★☆☆
あの恐怖人形チャッキーのリメイク版というよりもリブート版ですね。
初期のチャイルドプレイ(1988年)のような設定「連続殺人鬼の魂」というオカルト要素は今回はなく、現代版にアレンジされて自動学習するAI人形でありハイテク機能が搭載されたバディ人形のチャッキー。
ただ、本来ならあるはずの制御装置を、上司から侮辱的な叱責と殴打という無情な仕打ちを受けたことに憤慨した製造工場の職員が、バディ人形のAIの制御装置を無効化して生産ラインに乗せてしまった。それがチャッキー人形だった。
初期作品の可愛いチャッキーから殺人鬼チャッキーへ変貌する人形の顔が好きだったのですが、今回のチャッキーは最初から可愛くないです(笑)
だけど現在のCGを駆使したリアルに表情を変化させるシーンには笑えました。
終盤は、結構スプラッター要素が強くて目をそむけたくなるシーンが多くて苦手。
あと、チャイルドプレイ初期の可愛い子役のアンディと品性のある母親と違って、リブート版のアンディはちょっと人形遊びをするような年齢に見えないし、母親は下劣な毒親過ぎて「ママを助けたい‼」と頑張るアンディにも共感0でした。
連続殺人鬼の魂設定がなくなり、スプラッター映画をアンディたちが笑って楽しんでいる姿を見て自動学習してしまうチャッキー。
やりすぎな行動の裏に、アンディの願いを叶えたい‼アンディを喜ばせたい‼と思う感情があり、初期のオカルト要素が抜けたせいでチャッキーを完全に憎めないストーリーになっているので、エンドロールのチャッキーが歌う歌詞が……切ないんです😅
あと字幕版チャッキーの声優さんは、あのスターウォーズシリーズのルーク・スカイウォーカー役のマーク・ハミルさん。
途中でハンソロギャグもありました(笑)
♪タッタッタッタッター♪とチャッキーの足だけ見えて駆けずり回る恐怖シーンが好き。
チャイルド・プレイ2、チャイルド・プレイ3も続編としてありますが、ほぼ映画が始まってすぐから殺人鬼チャッキーばかりの出演なのが残念な部分です(笑)
閉鎖病棟-それぞれの朝- ★★★★☆
主演 笑福亭鶴瓶 綾野剛 小松菜奈
最初、ホラー映画なのかと思ってしまいましたが(仮面病棟と勘違い)とてもシリアスな内容の映画でした。
死刑執行が失敗し生きながらえた秀丸(笑福亭鶴瓶)は、扱いに困った法務省によって精神科病院に送られる。
その精神科病院で秀丸は、幻聴に苦しむ元サラリーマンのチュウさん(綾野剛)家庭内暴力を受けている女子高生の由紀(小松菜奈)と出会い親しくなる。
世間に居場所のない3人は互いに支え合い懸命に明るく生きていこうとする。しかし、突然の悲劇が彼らを襲う。
殺人事件が精神科病院内で起こった。
彼らの日常に影を落とす衝撃的な事件はなぜ起きたのか?
法廷で明かされる真実とは……
一気に見てしまいました。
笑福亭鶴瓶さん、やっぱり演技上手いですね。
小松菜奈さんの演技も凄く良かったです。
そして、綾野剛さんの幻聴に襲われるシーンを見て、自分の兄が病気に苦しんでいた頃の苦悩の姿を重ねて思い出し、胸が苦しくなりました。
人間は「生きる、生きたい」という自分の心と向き合えた時に、今まで恐れて出来なかったことにも挑戦できる。
ラストはそんな風に思えた映画でした。
ラスト前の法廷シーン、由紀(菜奈ちゃん)のつけていたシュシュがとても印象的でした。
色々と精神科病院(閉鎖病棟)としての施設の描写にリアリティはないので、映画のレビューも荒れ気味でしたが、原作自体も25年前の作品ですし、また閉鎖病棟の描写にリアリティを求めすぎると映画としては全く成り立たないので(個室ですし、人との繋がりもありませんから)ヒューマンドラマとしてのお話は成立しません。
全体的な内容にも突っ込みどころは満載だと思いますし、鶴瓶さんの役の設定に嫌悪感を抱く人もいると思います。これが実話だったら私も嫌悪感を抱くと思います。
なので、あくまでもフィクション映画であり、ヒューマンドラマとしてみることをおススメします。
記憶屋 あなたを忘れない ★★★☆☆
主演 山田涼介 芳根京子
佐々木蔵之介 蓮佛美沙子
子供の頃、真希(芳根京子)が連れ去られるのを恐怖で勇気がなく黙ってみていた遼一(山田涼介)。
それが彼にとっての後悔であり、罪悪感であり、消せない記憶であり、彼女を幼馴染以上の感情では見ることが出来なくなってしまった原因だったのでしょうか?
でも、真希には連れ去れたという事実だけの記憶はあるものの、その悲しい真実の記憶は「記憶屋」によって消去されているので残っていない。
ラスト直前の遼一と真希のシーンは悲しいすれ違いでした。
ただ、記憶屋は悲しい記憶を消去する。
それだけに絞って制作した方がしっくりきた気がします。
最後の遼一と真希が対峙するシーンでも、弁護士先生の望みである記憶の消去と、遼一の婚約者の記憶の消去では、その重さが全く違ってくるから、遼一が語る記憶という思いに賛同できない思いでした。
最後、真希の存在は遼一の記憶から消去されてしまったのでしょうか?
明確な答えはなかったけれども、そんな感じの演出でした。
消去した他人の苦悩の記憶を身代わりとなって背負いながら生きていかなければいけない「記憶屋」さんの後ろ姿も悲しかったです。
エンディング曲は中島みゆきさんの「時代」
生まれ変わってめぐりあうよ
めぐるめぐるよ時代はめぐる
別れと出会いをくり返し
今日は倒れた旅人たちも
生まれ変わって歩き出すよ
映画を見終わった後、ちょっとスッキリしないラストシーンを色々と考えながらの「時代」は、この映画にあっていたと思いました。
主演の山田涼介さん、すごく良かったです。
雨の路上で拳を叩きつけるシーンは特に凄い迫力あって、見てる私の拳の方が「痛い‼」って思ってしまうほどでした。
出演者の皆さんがとてもいい演技で、少ない出演シーンだったけど子役の稲垣来泉ちゃんが相変わらず可愛くて癒しでした。
今日はここまで。
最近邦画をよく見るのですが、SFとかCG多様になると途端にちゃちくなりがちですが、やはり日本人だから「人間ドラマ」は一番共感しやすいし心に染みます。
*今日の日記は予約投稿させて頂いています。ご了承ください。
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