「いつもニコニコしていて明るいね」
先日、夜のお掃除のバイト先でそう言って下さる方がいました。
「○○さん、目がいつも笑ってて不機嫌な顔みたことない」って……
マスクをしていて顔半分以上隠れているけれども、話しかけられている最中に目が笑っている印象を持たれることが多い私。
でも……
私は明るいのではなく、本当はただ相手の話している言葉がよく聞き取れなくて笑ってごまかしているだけなのです。
人前に出る時は必ずマスク着用生活になり3年。
仕事に行く時や外出する時に化粧もしなくていいし、言うたら朝起きて顔を洗っていなくてもゴミ捨てにも近場の買い物にも平気で行けるくらいズボラ人間にもなりました。
このマスク生活が……私は心が落ち着いて好き。
ちょうどコロナ禍になった時はうつ病を発症してから半年足らず。
精神的に落ちていたし、鬱から無職となって、お金もない、仕事もない
母親の介護も重なって常に生きづらさを抱えていました。
最悪なことが重なりすぎて、今以上に周りの人の目が気になり息苦しかった毎日。
そんな精神状態の中で顔半分が隠れるマスク生活が当たり前となり、私にとってはもう一度社会復帰できた有難いアイテム=マスクだと思っています。
自分の顔も見えないけど相手の顔もよく見えない。
不機嫌な顔をされても半分しか見えないとストレスダメージも半分に思えたりしました。
ただ、片耳難聴のある私には、相手の話している声がマスク越しだとよく聞き取れない。
それは未だにコミュニケーションをとる上で苦労している課題です。
ついつい言葉が聞き取れないと相槌のように笑ってごまかしてしまう。
しゃべっているうちに話の内容が見えてくることが多いので、初めのうちは話している内容はよく聞こえなくても笑ってごまかしながら聞き役に徹することが多いです。
昔から笑ってごまかすことは多かったと思いますが、最近は耳鳴りや老化も加わって以前よりも聴力落ちてるかも?と感じることが多くなりました。
特に広いホールみたいな場所がとっても苦手。
駅のホームみたいな場所での駅員さんのアナウンスはほとんど聞き取れないし、駅のホームでの会話なんてほとんど相手の言葉は聞き取れない。
何か話してるな。とは分かっても言葉を聞き取るのが広い空間では難しくて、聞こえてないけど相槌しながら会話をしているフリをしてしまっています。
先日、母親のカンファレンスに病院へ行きましたが、ソーシャルワーカーさんの声が小声で全く聞き取れなくて……。
特に大切な会話があったわけではないのですが、ただ「そうですか、ハイハイ」とありきたりな言葉と頷くだけで終了。
1対1の場面でしたら自分の難聴のことを話しますが、3対1+母親の場面で入院してもいない自分の難聴の話をする気にもなれずに……。
幸いリハビリ担当さんと看護師さんが声が大きく聞き取りやすかったので助かりました😄
この難聴のせいで昔からコミュニケーションには苦労しっぱなし。
狭い空間だと周りの雑音が少ないので会話はしやすいのですが、広くて騒がしい場所では言葉があまり聞き取れないから会話に加われなくて黙っていることも多く、それで結構勘違いされて辛い経験もしました。
会話が聞き取れないから黙ってボケーッとしていたように見えるから「退屈そう」「つまんないんでしょ」とか後々陰で言われてたり😓
そう思われたくなくて会話に全神経を集中すると凄く疲れてしまって人と会話することが億劫になり、以後は誘われても行く気になれず……友人関係で孤立することもありました。
若い頃(学生の頃)は「片耳難聴なんです」って何となく言えなかったんです。
きっと片耳難聴の理解も少ない時代だったし、まわりに理解してもらおうと自分から聴覚障害のことを言うことも恥ずかしいって思っていたんだと思う。
でも今思ったりします。
当時10代の頃にまわりの友人に難聴のことを話せていたら……
少しは違った友人関係が作れたのかもしれないのかな?って。
本当に難聴って辛いです。
「ニコニコしていて明るいね」そう言って下さった人との数分の会話も空調の近くだったので、一般の人だったら気にならない程度の音でも私にとっては致命的な雑音。
ボゴォォォ~という空調音にかき消されて半分以上は聞き取れずに終了。
いつも会話のキャッチボールが上手くできなくて申し訳ない気持ちになり、人との会話が怖くなる瞬間でもあります。
でも現在は至近距離での会話もNG、そのせいでマスクをしているからよく聞こえない。
話しかけてくれる相手もそう思ってくれるので何度か「えっ?」と聞き返したとしても不快な思いはしていないようで安心するのです。
あと少ししたらマスクなしで生活するスタイルが数年ぶりに訪れるのでは?と言われています。
大丈夫なのか私😅
難聴の私にとって人間関係構築の最重要アイテムでもあるマスク。
化粧しなくてもいいし、口ひげ生えてたってへっちゃら‼
仕事場での会話は極力NG。
難聴で会話のキャッチボールはできていなくても、マスクのおかげで目だけ笑っていれば相手を不快にもさせていない‼
と勝手に思えて自分への精神的ダメージも少ない。
私は、仕事場で誰かと深く付き合いたい、みんなとワイワイしたい……
そういう事は望んではいません。
双方が不快な思いをせずに会話もほぼなくていい。
でも仕事の面で孤立もせずに黙々と働く。
うつになった時のような思いだけはしたくない。
ただただ、出勤することが怖くなければそれでいいのです。
*うつ病になった時の事など日記に書いています。
そのための私の心の防護壁=マスク‼
永遠にマスク生活を継続していたいと思う今日この頃です😄
今日も読んで下さりありがとうございました。
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