母親が緊急入院した時 病院の卑劣な差額ベッド代

2021/06/29

親の介護

  

今日は母親が入院した時の差額ベッド代について書こうと思います。

あれは本当に病院のいやらしい一面を見た気がしました。

今は紹介状を書いてもらい別の病院に移ったので、その病院には通っていません。


差額ベッド代


差額ベッド代とは、希望して個室に入院した場合(1~4人部屋などに入室)にかかる費用。正式には「特別療養環境室料」といい、全額自己負担になります。


母親はその日が受診日で、兄が車で病院まで送っていき、病院の入り口で母親を先に降ろし、兄は駐車場へ車を置きに行き、母親は先に受付をしようと思って病院に入った時に、点字ブロックか何かにつまづいて転倒してしまいました。

病院入り口で転倒し、病院内にいたスタッフさんがすぐに駆けつけてくれたのですが、その時には一人で起き上がることができずに、すぐにレントゲンを撮ることになったわけです。


結果は足(股関節)と腰(圧迫骨折)の骨折でした。





その時にです。付き添いの兄に診察した医者が言った耳を疑うような言葉

「骨折してますね。手術は出来るけど、今は特別室(1日20,000円1人部屋)しか空いてないので、払えないんだったら(骨折した母親を)連れて帰ってください

兄はいつも書いていますが26年も無職の引きこもりです。

家族には威張っていますが(笑)他人には借りてきた猫状態で言い返すことや聞き返すことも何もできません。会話をすることが苦手です。

痛い痛いと泣いている母親をみて、連れて帰る選択肢ができない状態だったようです。

それは例え私が付き添いだったとしても同じだった気もします。

実際1日2万円の特別室の料金など払えるような経済状況の家庭ではないのですが、連れて帰ったところで、骨折したままの母親をその後どうしていいのかも分からない状態で、兄自身パニックだったと思います。

誰かに相談したり考える時間も与えられずに、あっという間に誓約書のような書類にサインをさせられて(個室利用の誓約書だと思います)母親は特別室に入れられてしまいました。


その後、私のところに「大変なことになった」😰とLINEしてきたのです。

私は兄の話を聞いて、正直にいうと、母親が入院したことよりも

「特別室 1日20,000円」

の方にビビり、体が震えました(笑)


私も差額ベッド代などに詳しくないので、当時母親が支援2でお世話になっていた地域包括支援センターのケアマネージャーさんに電話して相談しました。

いつ退院できるかもわからない状態で、差額ベッド代は払いきれない。と正直に。

ケアマネージャーさんはすぐに病院に連絡してくださり、ソーシャルワーカーさんにつないでほしいとお願いしたら「いません」と看護師に言われたそうです。

後にソーシャルワーカーがいないという事も嘘だと判明したんですけど。その話は後ほど。

結局、ケアマネージャーさんが掛け合って下さいましたが、大部屋が空いたら移動できます。という説明のみで、ケアマネジャーさんがまだ話している最中に看護師に電話を切られてしまったそうです😠


数日たっても、母親は特別室に入れられたままでした。


1日20,000円です!1週間で14万円。骨折していて、いつ手術かもわからず、その後リハビリもあるだろうし、いつ大部屋に移動できるかもわからない状態。

1ヶ月も入院していたら差額ベッド代だけで 60万円 です😰

母親は入院した日から手術の説明もなく、骨折したまま放置されていました。


差額ベッド代について調べる


私はその間に、ネットで色々なことを調べました。

そして、差額ベッド代について色々と書かれているサイトを読み漁っていると、緊急入院の時は差額ベッド代を病院は請求してはいけない(医師法19条)という記事を読ませて頂き、色んな情報をネットで得られました。


本来、入院時の個室などを利用する場合には、患者本人の希望、意思でなければいけません。

「個室で良かったら入院を受け付けますよ」ということを医者や病院側が言ってはいけない。ということなんですね。

各都道府県に必ず「医療安全相談センター」という電話で色々と医療の事で相談できるセンターがあります。

もしかしたら今は、新型コロナウイルス関連で忙しくて機能しているのかは分からないのですが、もし私と同じような出来事があったならば、まずはセンターへ電話で相談だけでもしてみてください。色々と相談に乗ってくれます(電話に出た担当者にもよるかもしれませんが)

ついでに新型コロナウイルスが蔓延する前でしたので、最悪の場合は「厚生労働省」医療課にも電話で相談しようと思ってました(笑)


ネットの記事で「医師法19条」の事を知り、医療安全センターの方へも質問して医師法19条の説明を受けて、メモを片手に母親が入院している病院へ乗り込みました(笑)


「医師法19条」「医療安全相談センター」「厚生労働省」


この名前を出してソーシャルワーカーがいないというので、担当看護師と話をしました。

その時に上記が記載されたメモを看護師に見えるようにして話をしました(これはネットで差額ベッド代の事を書いている方に質問したら助言を下さって、そのアドバイスを実行しました)看護師は私の持っているメモをチラチラとみていたのを覚えています。たぶんですが「厚生労働省」(笑)

一通り話をした後に、看護師は「病室でしばらくお待ちください」といって、たぶん担当医に言いに行ったんだと思います。母親の病室でしばらく待っていると


「先ほど、大部屋が空きましたので」😶


あっさり母親は20分後には大部屋への移動となったのです。


そして、兄に特別室の料金が払えないなら骨折した老人を連れて帰れと言った担当医師は、その直後に担当医から外れ、手術日も決まらずに骨折したまま放置されていた母親の手術は、その後すぐに別の医師で行われました。


本当に信じられない事の連続な病院でした。が、まだ続きます(笑)


術後1ヶ月近く経過するとリハビリ病院へ移るための病院を探さなくてはいけません。入院してから90日以上は同じ病院にはいられませんが、急性期病院としては40日以内にはリハビリ病院へ移動して欲しいのだと思います。そのリハビリ病院を決める際に、なんとソーシャルワーカーが突然現れて面談となりました。

ケアマネージャーさんが差額ベッド代について病院に電話してくださった時に、電話に出た看護師はソーシャルワーカーはいない。と言い、私が差額ベッド代の件で交渉した時もソーシャルワーカーはいない。と看護師は言っていたのに……


ソーシャルワーカーいるじゃない‼😡


そして、ソーシャルワーカーさんと面談した時に、ワーカーさんの持っていた紙には、怪我(骨折した)をした経緯が「病院内の出入り口で転倒」ではなく「駐車場で転倒」と書かれていました。

さすがにこの嘘にはビックリしました。

こんな嘘書いていいのでしょうか?

とソーシャルワーカーさんには伝えましたが、ただ困った表情でオドオドするだけでした。ただ、ワーカーさんに罪はないですし、病院での立場もありますから。もう転院の件での面談でしたので、それ以上の事はいいませんでしたが……。

その後のリハビリ病院を決める時も、その病院とつながりのあるリハビリ病院への転院を勧められましたが、ネットで調べたら、全ての持ち込みが禁止されている病院で、一日のリネン代(パジャマやタオルなど)とおむつ代合わせて3,000円でした。

1ヶ月でリネン代だけで 9万円‼ 別に入院費や食事代がかかります。

最初に入院したこの悪徳病院(笑)も持ち込み禁止で強制的にリネンレンタルでしたが、全国平均よりもやはりリネン代が高く1日2,000円でした。それよりも更に高い1日3,000円の姉妹病院を日々生きていくのも精一杯な貧乏家庭にすすめてくるなんて😂

もうこの病院とは一生関わり合いになりたくなかったので、自分で調べた実家の近くの病院への転院をソーシャルワーカーに交渉をお願いしました。受け入れてもらえるかどうかは転院先の病院のお返事次第でしたが「受け入れOK」のお返事を頂けたときは本当に心底ホットしました。

転院先に選んだ病院はネットで事前に調べていたので、一日のリネン代おむつ代も含めて……

800円でした😄 月31日だとしても 24,800円 です。

転院先の病院は、普段はパジャマやおむつなども持ち込みOKのようでしたが、ちょうど転院するときは新型コロナウイルスで面会も制限され始めた頃でしたので、リネンレンタルを利用して欲しいと言われました。急性期で入院した病院はリネン強制レンタルでしたけど(笑)

入院費以外に掛かるリネン代は、保険外なので、このお値段だけで月に支払う入院費用は全然違ってきます。長期入院の場合は本当に注意が必要です。

病院によってリネン代の値段は全然違ってくるらしく、お世話になっていたケアマネージャーさんが教えてくださったのですが、全国平均では1,000円前後くらいだそうです。

それだけでも、あの病院は、ぼったくり感が(笑)

今までも入院を自分自身でも体験していますが、だいたい短期1週間以内でしたので、長期入院した場合には、入院費用やリネン代など含めて今回は本当にいい勉強になりました。


忌々しい病院では術後のリハビリもほとんど行われなかったようで、転院時の移動の際も車いす状態だった母親。足を動かすこともままならなかったのを憶えています。

でも、転院先の病院では、リハビリもしっかりとして下さり、そのおかげで母親も寝たきりにならず、杖は必需品ですが家の中やトイレまでの距離なら多少は歩けるようになりました。

今でもお世話になった転院先のリハビリ担当の方には感謝しかないです。

あのままあの悪徳病院にいたら、確実に寝たきりになってしまったと今でも思っています。


今は、転院先の病院に通院しています。家からも近いし、担当の先生方も良い先生だし、また入院するようなことがあったとしても、一度入院しているので全てが分かっているので安心です。

本当にあんな酷い銭ゲバ病院はありませんでした。

正直、ここであの病院の名前と医者の名前をさらしてやりたいくらいです(笑)

でも、今は終わったことなのと、文句を言った日の差額ベッド代は請求されなかったので、もうこれを最後に忘れることにします。

本当は、請求された差額ベッド代も強く言えば無しにできるようでしたが、あの時はその後の母親への風当たりを考えたらそこまでは言えずに、決して安い額ではありませんでしたが、ある程度は払うことにしたんです。


でも、母親が転院するときの車中で言ってました。

「この病院は、看護師もいじわるで酷い病院だったよ」と(笑)

やっぱり、私が特別室の事で文句言ったからイジメられてたのね😁

どうせイジメられてたんなら、もっと強く一銭も払わなくてもいいようにギャーギャー騒いで文句言えばよかったかな(笑)


最後に、1日2万円の特別室ですが、薄暗く、個室なのにトイレもなく、小さな洗面台、小さな折りたたみテーブルと穴の開いた二人掛けボロソファーにパイプ椅子が1つがあるだけの狭い6畳もないような部屋。備え付けの19インチのTVは有料。

兄に「1日2万円の部屋になってしまった」と聞いた時は、テレビドラマなどで見る個室を想像したのですが、全く違う部屋で、あれじゃ1日5,000円でも高いくらいの部屋でした。


最後に


今回の日記記事は、私が実際に体験したお話です。1年以上前の出来事です。

今現在、新型コロナウイルスと戦い続けてくださっている全ての医療機関の方々には感謝しかありません。

全ての病院、医師や看護師含めて、今回私が体験したような医療機関ではありません。

ほとんどの病院が、患者の立場に立って真剣に親身に診察、治療してくださっています。

そのことだけは、ご了承ください😌



今日も読んで下さりありがとうございました。



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