母の介護 意味のない家計簿だけどリハビリ家計簿

2022/01/30

親の介護

 



蝋梅(ロウバイ)花の少ない寒い1月の時期に真っ先に花を咲かせます。
ロウバイの花言葉は「奥ゆかしさ」「慈しみ」などがあります。

蝋梅ロウバイ

実家にある蝋梅は薄い黄色なのですが、花びらの部分がシフォン生地のようで綺麗です。

庭の隅に転がって枯れ葉に埋もれていた植木鉢でしたが、1年以上かけて手入れしてあげたら凄く綺麗な花を咲かせてくれたので写真に撮りました。匂いもとってもいいです😄



講談社版 お料理家計簿




今年になり、夜のお掃除のバイトが連勤だったため1月の中旬まではトンボ帰りの1泊意外は実家へ行っていなかったのですが、先日からまた通常のシフトになり連泊しての母の介護当番が始まりました。

1月も20日以上も経過していましたが、毎日のように母親から「これ?もう売ってないかしら?」と購入を催促されるものが……


それが「2022年度版 お料理家計簿」なんです。


母親は認知症気味でもありますので、一度言ったことや話したことを繰り返すことは多々あります。

「もう聞いた‼」「その話は100回は聞きました‼」

などと冗談交じりに言う事もありますが、何度も聞いたことある話だったとしても、脳のリハビリも兼ねて大体は「そうなんだ~」と相槌を打ちながら会話をするようにしています。


そして今回も過去に母親がつけていた「お料理家計簿」の2022年度版が家に無いと気になるようで、茶の間に私が行くたびに待ち構えていたとばかりにお料理家計簿を手に持って

「あそこの本屋さん、潰れちゃったんだって‼」

昔はその本屋さんで購入していたようなのですが、10年前に潰れてしまい、それ以降は私がAmazonで購入してあげていたのですが、それさえも忘れてしまっていて、その本屋さんがつい最近無くなってしまったかのように話をします。

「これもう売ってないよね?」

と私の身体に本を押し付けるように手渡しして「これと同じもの知らない?」と……。


意味をなさなかった母親の家計簿


母親が足を骨折して入院した時に実家の家計簿を私も見ました。

確かに食料品やドラッグストアで買い物をしたレシートの金額が書かれてはいましたが、光熱費などの記入もなく、病院代も書いたり書いてなかったり、嫌みのように父親に渡したお小遣いだけがしっかりと書いてある(笑)

自分で購入したであろう商品などの記入もなし。



家計簿はこんな感じで毎月、毎日の支出を記入する箇所があると思います。

収支の記録を毎日付け、最終的な1ヶ月の合計金額を算出し、家計費を目に見える状態にして生活費等を考えるのが家計簿の役目だと思うんです。

ですが、過去に母親のつけていた家計簿を見ると、収入欄の記入なし(例えば年金など)家計費の記入も適当、はては全ての合計金額の記入もなし。

自分の小遣いは記録していないのに父親に渡した小遣いだけはしっかり記入😁


全く意味のない家計簿になっていました(笑)


ただの日記帳家計簿


私の母親は、今になって思うのですが生活するにあたっての計算が出来ない人だったのだと思います。


毎月の支出はこれくらいを目標に生活しよう。

何かあった時の為に手をつけてはいけない貯えを少しでも残しておこう。


家計簿をつけるのであれば、それくらいのことは考えるだろうとは思うのですが……そんな考えを少しでも1ミリだけでも持っていたのなら、子供のお金を当たり前のようにあてにする親にはならないとは……今となっては思います(笑)


でも、このお料理家計簿の毎日の項目の下の欄に空白の欄があります。

母親が入院している時にここ数年の家計費を調べるために家計簿を見ていたら、母親はそこに数行の日記を書いていました。

「今日も家にいて寝ていた」「今日は朝から釣りに行った」「今日も酒を飲んでた」

「今日は○○(兄のこと)に怒られた。最近、威張っている😂」

主に……父親の悪口と兄への不満(笑)


でも、そんな中に

「今日は○○ちゃんが来た。お菓子を作って持ってきてくれた。美味しかった」

「私のお誕生日に○○ちゃんがジャンバーを買ってくれた。あったかい」

「今日は○○ちゃんが来てくれた。色々話して楽しかった」

私の登場回数は少なかったですが、なんだか少しウルッとしてしまいました。


昨年もお料理家計簿‼お料理家計簿‼とうるさかったので購入しましたが、足を骨折して入院してからは認知症気味もあったり、思うように手も動かないようで日記は空白が多く「今日は天気が良かった」くらいをたまに書いているようでした。


ですが、昨年12月の欄に……

「○○ちゃんが何日に来ると電話があった。○○ちゃんから○○(兄は呼び捨て)に注意してもらおうと思う」


何のこと? 全く何も聞かされていません(笑)


母親のお料理家計簿は、20年以上前の物からまとめて段ボールに入れて物置に保存しておきました。

私がチラ見した日記は入院した年とその前の年の2冊と昨年の1冊のみ。

それ以外は、母親のプライベートもあるので見ないことにします。

それ以上に……もし私が怒り狂うことが書いてあったなら、介護生活維持のためにもよくないですから(笑)それが本音😁


それでも2022年度版 お料理家計簿を購入




お料理家計簿は先日Amazonで購入しました。

母親に渡したら「買ってきてくれたの?」と嬉しそうでした。

お料理家計簿には毎年おまけで小さめなカレンダーが付いています。

1月も半ば過ぎての購入で、もう既に頂き物のカレンダーを母親の部屋には貼っていたので、それ以上カレンダーを貼る場所もなく「家計簿の中にしまっておいたら」と母親には言っていたのですが、先日実家へ帰ったら、タンスの横に無理やりガムテープでカレンダーが貼ってありました😅




こんな素敵なお料理の写真やレシピものっています。

母親はずっと昔からお料理家計簿を購入していますが、ただ、レシピをみて料理を作ってくれたことは……ありませんね(笑)


今実家の正しい家計簿はExcelでつけています(私の分はずっとExcel)

ただ、レシートを置いておくと母親もお料理家計簿に記入したり時々しています。

家計簿としては意味のない行為だと思いますが、それでもお料理の写真を眺めて料理をしていた頃を思い出したり、レシートの金額を記入するだけでも文字を書こうとする練習の1年間のリハビリ代1,000円だと思って、これからも購入していこうと思います。





今日も読んで下さりありがとうございました。



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