今日からまた実家へ行って来ます。
明日は、介護レンタル用品のトイレの便座に手すりを取り付ける日。
ただ、便座の脇に手すりを取り付けるだけで数十分で終わる作業だとは思いますが、私が留守にしている間は掃除機さえもかけない生活を送っているだろうから(笑)
高齢父が便座マットなどを汚している心配もあります😅
今日も早めに出かけて、掘っ立て小屋の掃除をしないとね。
映画「PLAN75」をAmazonプライムビデオでみる
Amazonプライムビデオで「PLAN75」が見放題配信されたので早速見てみました。
あらすじ
PLAN75とは、満75歳から生死の選択権を与える制度「プラン75」
75歳以上の高齢者が自身の生死を決められるPLAN75という制度。
夫と死別してひとりで慎ましく暮らす、角谷ミチ(倍賞千恵子)は78歳。ある日、高齢を理由にホテルの客室清掃の仕事を突然解雇される。住む場所をも失いそうになった彼女は「プラン75」の申請を検討し始める。
あらすじ簡単すぎて意味不明かもしれませんが、私も「尊厳〇」とか「安楽〇」などの話かと思ってみたら……全く違っていました。
映画は「相模原45人殺傷事件」を思わせるようなシーンから始まりショッキングでした。
映画を最後まで見て、75歳以上の健康体でも身寄りもあまりなく自立した生活(金銭的に)を送るのも厳しい高齢者が、自発的に人生の終わりの選択に追い込まれていくような制度なのが「PLAN75」なのかと感じました。
「PLAN75」の申し込み会場にある【住民票がなくても大丈夫】というポスターの文字が生々しかったです。
主人公が、子なし、一人暮らし、キャリアもなし、貯蓄もほとんどなく78歳でも働かなければ生きていけない低年金生活……
自分自身の老後に重なる部分も多くて、フィクションなのに近い未来のノンフィクションでも見ているような気分になりました。
PLAN75に申し込む高齢者
PLAN75の申し込みを受け付ける市役所の職員
PLAN75に申し込んだ高齢者の最後の日までをサポートするコールセンターの女性
最期の日を迎えた高齢者の持ち物などを片付ける遺品処理係りの外国人女性
登場人物複数のオムニバス形式で映画の物語が進んでいきます。
主演の倍賞千恵子さんの演技は心に深く刺さりました。
出演者さんみなさんがセリフ少なめな中で、表情だけの演技がとてもリアルでした。
私自身、こんな人生だったら「早く楽になりたい」と思ってしまう時もあるし、旦那も子供も孫もいない。
老後は本当のおひとりさま。
自分の終わりである「その日」が分かっていれば、身の回りの片づけも誰にも迷惑かけずにできて、自分が逝った後の後始末は全て「PLAN75」がしてくれる。
孤独〇の心配もなく、眠るように逝けるのだったら……
と映画を見ながら思ってしまった。
現実、少子高齢化がすすむ日本では「低年金の長生き高齢者」は匿名ネットの世界でも老害扱いされている。
明るい老後を想像できない私には、フィクションとして受け止められないリアルな想像を掻き立てられるくらいに重たい話の映画だったかもしれません。
この映画は、出演者たちが自ら「この制度はいい」「この制度は間違っている」とはあえて言葉での表現はしていません。
映画を見ている観客の想像と解釈にゆだねているような気がしました。
ラストシーン、主人公の高齢者のミチが最後に見る朝日。
今日生きているからこそ見れた朝日。
でも朝日を見る選択で本当に良かったのだろうか?
映画を見終わった後も、ミチのその後を想像せずにはいられないくらい心に深く残りました。
ちょっと気分が重たくなるストーリーだったかもしれません。
見終わった後に、主人公ミチが自分の将来に近すぎて……気分が落ち込んでしまいましたが、決して楽しんでみられるような映画でもなかったけど、現在高齢両親の介護をしている私にとっては「その日まで優しくあろう」とも思えた作品でした。
ちょっと「PLAN75」みたら気分が落ち込んだから、今後は癒される作品見て現実逃避したいと思います😊
今日も読んで下さりありがとうございました。
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