なかなか気分があがらないのに重たい内容の90年代ドラマをみる

2023/04/28

映画(動画)鑑賞

 


野島伸司脚本の90年代ドラマを見る


今月末までAmazonプライムビデオチャンネル(FODチャンネル)の見放題会員なのもあって、もう一度みたいドラマを見ようかな?と思っていたのですが、何となく90年代後半のドラマの中から適当に「これでも見てみるか」と思った作品にドハマりしてしまいました。

このドハマりというのは「何度もこの作品を観たい‼」という感動のドハマり作品ではなく「この先どうなるの?」という続きが気になって連続して見たくなってしまう不眠症誘発作品(笑)

ドラマの舞台は「ありえない」フィクション作品なのですが、そのドラマの内容は現代に通じる重たいテーマが見え隠れしていました。

見終わった後に必ずテーマの重さと不眠症が重なって😅病みそうになりました。



リップスティック


主題歌

フレンズ remixed edition / REBECCA(レベッカ)


『リップスティック Lip stick』は、1999年(平成11年)毎週月曜日の21:00~21:54(いわゆる月9)フジテレビ系列で放送されていた連続テレビドラマ。全12話。


ドラマの舞台は少年鑑別所。

傷害事件などを起こして少年鑑別所に収容された少女・少年(少年の物語は一人だけ)

鑑別所で同室となった少女5人、その少女たちの担当となる少年鑑別所職員(教官)たちとの物語が中心。

教官たちが少年少女たちの心の傷に触れながら、彼女たちの心を開いていくまでの苦闘、それと同時に自分自身が抱えていた苦悩とも向き合っていく。


あらすじ

少年鑑別所職員の有明(三上博史)は傷害事件を起こして収容された早川藍(広末涼子)の担当となる。 厳しい規則に縛られ、暴力的なリンチの横行する所内で藍は同室の少女たちと友情を育み、過酷な現実に立ち向かっていく。 そして有明は藍の心の傷に触れ、次第に彼女に惹かれていく。
Wikipediaより一部引用  引用元:リップスティック ドラマ


ドラマの舞台「少年鑑別所」の中で起こる問題というよりも、収監されている少年少女たちと鑑別所職員との触れ合いが主なドラマです。

あと、あくまでのフィクションの世界のお話が舞台であり、現実とフィクション作品を混同する方は(犯罪を嫌悪する、成人と少女の恋愛を嫌悪する)見ない方がいい作品かもと思います。


このドラマに出ている俳優さんが凄かった。

鑑別所に収容されている少女たち

広末涼子さん、池脇千鶴さん、伊藤歩さん、中村愛美さん(もう一人の方は既に俳優を引退されている)

鑑別所に収容されている少年

窪塚洋介さん


今では主役級の俳優さんたちの17~18歳頃の等身大の演技が凄かったです。

特に池脇千鶴さんの演技はこの頃から抜きんでていた気がしました。

伊藤歩さんが今とはちょっと違ったヤンキーギャルを演じているんだけど、重たい空気のドラマにホッとする空気を吹き込んでくれる絶妙な演技でした。

伊藤さん演じる少女の恋人役で芸人さんのアンタッチャブルのザキヤマさん、窪塚洋介さんにちょっかいを出す役に同じく芸人さんのゆってぃさん(二人とも10秒くらい)出ているそうですが、Wikipediaで確認するまで気が付きませんでした(笑)

広末涼子さんのこの頃の可愛さも特級品です😊


その少年少女たちを監視する鑑別所職員役

三上博史さん、いしだ壱成さん、田中美奈子さん(宇梶剛士さんはあまり触れ合いはない)


三上博史さんは……凄く好きな役者さん。

どんな役でもこなせる役者さんですが、いつでも役者として演じているんだけど本物に見えてしまうところが凄いんです。

いしだ壱成さん……この頃のままオヤジ化していたら(笑)

俳優としての演技は抜群だったのにね(今作品では少しあつくるしいけど笑)


少年鑑別所の教官と収容されている少女の恋愛ドラマともとれる作品ですが、24年前の作品なので暴力シーンはちょっと過激すぎたかもしれませんが、そのストーリーの中に現代にも通じる社会問題が随所にちりばめられてもいました。


「世界中の人がみんな敵になっても君の味方だ」

ドラマを通じて「たった一人の理解者で人は救われる」ということを訴えたかったのかな。と私は解釈しました。




ラストシーンに砂時計から砂が取り除かれて、その砂時計を横にすると∞(無限)になりました。

砂時計から時間(砂)を取り去れば、そこには無限の可能性が待っている。というメッセージなのかな。と思っています。


それと主題歌がいいですね。

レベッカの「フレンズ」は私の学生時代に流行った曲で私も大好きなのですが、ノッコさんの歌う切ない歌詞と曲がドラマにピッタリで、リリースされた頃の楽曲と出だしが少し違って「フレンズ remixed edition」として発表されているんですが、こちらの方が当時よりも良い楽曲になっていました。

この主題歌「フレンズ remixed edition」にのせて流れるオープニングの映像がまた秀逸でした。



この世の果て


主題歌 

OH MY LITTLE GIRL 尾崎豊

『この世の果て』(このよのはて)は、1994年(平成6年)フジテレビ系列月9枠で放送されたテレビドラマ。全12回。
平均視聴率22.9%、最高視聴率25.3%。全ての回で20%以上の視聴率を記録している。

あらすじ

都会の絶望の果てで出会った、孤独なホステス・砂田まりあ(鈴木保奈美)と孤独な天才ピアニスト・高村士郎(三上博史)の究極の愛を描いた悲劇。オープニングとエンディングは士郎がまりあに語りかける形でナレーションが入る。メインキャスト全員が孤独であり、悲しい過去、心の傷をかかえており、この枠としては珍しい重厚な人間ドラマが描かれている。

Wikipediaより一部引用 引用元:この世の果て


こちらも主演は三上博史さん、鈴木保奈美さん、桜井幸子さん、豊川悦司さん

豊悦の若かりし頃がカッコよくてビックリでした(笑)


三上博史さんの演技が演技じゃないようにみえるのです😲

先に見たリップスティックの時とは別物。

内容的にはあらすじのまんまです。

現代では考えられないような喫〇シーンが数分おきに映るし、三上博史さんの迫真の演技でもある中毒シーンなど過激な描写も多くて、これは現代の地上波では決して再放送されそうもありませんね(笑)

でも、これを月9で放送されていた時代なんですね。

月9って聞くとロングバケーションなどの恋愛ドラマを思い浮かべてしまうので、ちょっとビックリな内容でもありました。


このドラマの主題歌 尾崎豊さんの「OH MY LITTLE GIRL」

ドラマの為に作った曲でもなく、ドラマの放送される10年前の1983年発表の曲なのに、まるでこのドラマの為に作ったような曲で凄く良かった。



ドラマを見終わった後に「OH MY LITTLE GIRL」「フレンズ remixed edition」

くり返し聴いていた私です(笑)

ドラマの内容が勿論一番大事ですが、主題歌もまた大事。

やっぱりドラマの内容に主題歌がハマると、何十年と経ってもその主題歌が流れるとドラマの映像が勝手に脳内に思い出されますね。

2023年ではBPOもうるさいから(笑)90年代のようなドラマは作れないだろうと思います。

ただこの頃の野島伸司さんの作品って賛否両論あると思いますが、過激な描写ばかりでなく(それはドラマ制作の問題かもしれないけど)当時は当事者でしか見えない問題だったものが、現代ではSNSの発展もあって一般人も様々な発言がこうしてできる時代。

その時代を生きているからこそ90年代に発表されていた野島作品の中に、現代では当たり前のようにニュースで見聞きする問題などを90年代のドラマの中に既に描いていたのかと思うと、やっぱり脚本家として凄い人なんだろうな。と思いました。



最近のドラマも勿論面白い作品はたくさんありますが、今よりも表現の規制がなかったころの80年代90年代作品もまた面白いですね。

Amazonプライムビデオチャンネルでまた期間限定登録料が格安の時があったなら、今度は別なチャンネルの90年代作品を見てみたいです。





今日も読んで下さりありがとうございました。



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