今日はここ最近みた映画の感想です。
簡単な感想と私の勝手なおススメ★(星は5点満点)の評価となります。
KAPPEI(カッペイ)★★★☆☆
出演
伊藤英明、上白石萌歌、西畑大吾、大貫勇輔、山本耕史、小澤征悦
【あらすじ】
「1999年7の月、人類は滅亡する」というノストラダムスの予言(1999年、空から恐怖の大王が降ってくる)を信じ、人類の救世主となるために厳しい修行に明け暮れていた“終末の戦士”たち。しかし世界が滅亡する気配は一向になく気が付けば2022年。
ある日、師範から突如「解散」と告げられてしまう……。
肉体は最強なのに終末が来ないのでやることがない“終末の戦士”たちが、現代の世の放たれて全力で青春を謳歌するバカバカしくもピュアなストーリー。
原作は「デトロイト・メタル・シティ」で知られる漫画家・若林公徳さんによるギャグ漫画「KAPPEI」を映画化。
とにかくバカバカしいオヤジたちの物語って感じで気楽に見れた作品です。
あらすじ読んだ時は軸がノストラダムスだったので、我が兄を彷彿とさせる内容かと思いきや、全然違ってたけど(笑)
見てる最中はバカバカしくて笑える作品なのですが、見終わった数日後にはストーリーも忘れるくらいの作品でした。暇つぶしにはピッタリな作品です。
CUBE 一度入ったら、最後 ★★★☆☆
出演
菅田将暉、杏、岡田将生、斎藤工、吉田鋼太郎、田代輝
【あらすじ】
謎の立方体「CUBE」に閉じ込められた男女が、難解なキーワードを解き・知恵をしぼりながら数々の惨殺トラップをかいくぐり、過去や自身の暗部と向き合い・もがき苦しみながら、謎の立方体「CUBE」からの脱出を命掛けで目指していくストーリー。
原案は、世界中でカルト的人気を現在でも誇っているヴィンチェンゾ・ナタリ監督による1997年制作のカナダ映画『CUBE』
本作は世界初の公認リメイクとなり、ナタリ監督自身クリエイティブ・アドバイザーを担当しているそうです。
「誰が何のためにCUBEを作ったか?」などの説明は日本版でも全く明かされなかったので納得いかない人もいたかもしれないけど、本家もそこは同様だったので私は特に気にならなかったです(私は続編は1本も見ていません)
役者さんたちは全体的にとてもいい演技でしたが、なんだろうね?
本家の絶望感というかCUBEの得体の知れなさというか、その辺りが今作はとても薄くて、メインがヒューマンドラマ仕立てだったのが残念な部分。
ただ、全体的にスピーディに物語が進んでいくのであっという間に見終わりました。
本家に比べるとショッキングさもグロさも薄いけど、日本版としては頑張った方ではないのかな?
全く同じ背景(CUBE)の中で展開する映画なので、一歩間違えば「クソつまんねぇ」と途中で視聴を止めてしまうと思いますが、役者さんたちの熱演で最後まで飽きることなく見られました。
ただ、本家のオチは天才が確か生き残ることになったと思ったんですが、本家に比べるとその表現方法がイマイチ。
本作は誰が生き残るのかが初めから予想出来てしまったので(ヒントは子役。R指定15+だったから)
最後まで「生き残るのは誰か?」の謎を成人のみの配役で残しておいた方がよかった気もしました。
杏さんの役どころは今作のオリジナルだそうですが、ラストシーンが結構違和感。
本家の出口の光が見えたのに、最後の最後まで絶望感漂うラストの方が続編も作りやすかったのではないのかな?(続編あるのかは分かりませんが)
映画のレビューは酷評が多かったですが、1997年の頃よりも格段に立方体CUBEの作りも生々しくなっていたし、原案が面白いので日本版のスリラーとしては頑張っていた作品だったと思います。
君の膵臓をたべたい ★★★☆☆
出演
浜辺美波、北村匠海、大友花恋、小栗旬、北川景子
【あらすじ】
高校時代のクラスメイト・山内桜良の言葉をきっかけに母校の教師となった【僕】。
彼は、教え子と話すうちに、桜良と過ごした日々を思い出していく。
膵臓の病を患う彼女が書いていた「共病文庫」(桜良の闘病日記)を偶然【僕】が拾ったことから、【僕】と桜良は次第に一緒の時間を過ごすことに。
だが、懸命に生きる彼女の日々は唐突に終わりを告げる。
桜良の死から12年。
結婚を目前に控えた桜良の親友・恭子もまた【僕】と同様に、桜良と過ごした日々を思い出していた。
そして、ある事をきっかけに、桜良が12年の時を超えて伝えたかった本当の想いを、2人は知ることになり……。
タイトルのインパクトが凄くて気にはなっていたんですが、なかなか見る気にもなれなかった作品。
ですが、最近「星降る夜に」のドラマが好きで(笑)北村匠海さんが出演しているので見てみました。
映画のレビューもかなりあって高評価も多い作品なんですが、なんでしょう?
役者さんの演技は良かったかもしれないけど、あらすじにある【僕】を中心に映画が動いているわけではなく、余命いくばくもないヒロイン【桜良】の目線で映画が作られているような気がするので、常に「死」を軸にしてストーリーが進み「泣いてください」と言われているような気がしました。
そこが一番しっくりこない原因だったのかも。
私が大好きな「世界の中心で愛を叫ぶ」に似たようなストーリーなはずなんだけど、セカチューは本当に見せ方全てが良かったんですが、それに比べると今作はストーリーの軸が余命いくばくもないヒロイン目線になってしまっているので、そこがどうも違う気がしました。
この作品の原作やアニメは未読ですが、主人公二人の距離感が縮まっていく過程の表現が薄すぎたのかな。
やっぱり【僕】目線でのストーリーだったらもっと良かったのかもしれないです。
ヒロインの浜辺美波さんはすごく可愛い、本当に可愛いのに……その可愛さを生かして視聴者を惹きつけるヒロイン像になっていない。
イケメンだけど影薄な【僕】を演じていた北村匠海さんの演技もよかった。
「もう泣いてもいいですか?」のシーンはウルっとしました。
でもそれは、ストーリー全般を通して【僕】に感情移入したからでもなんでもなく、北村匠海さんの泣きの演技につられただけなんだけど(笑)
だからこそ、あのシーンまでの二人の距離感も【僕】の桜良への徐々に変化していく想いも、どうして【僕】が桜良が亡くなるまで泣くのを我慢していたのか?の視聴者へ訴える部分の演出が全然足りなかった気がしました。
あと、クラスメイトの大人になった時の俳優さんたちは豪華なのですが、絵面が豪華すぎて凄い違和感ありました(笑)
映画の最後は桜良の「やっぱり君の膵臓をたべたい」というセリフで締めくくられるのですが、最後まで映画を見てそのセリフを聞いても、やっぱりその意味や真意が理解できなかったおばちゃんです😅
空人 ☆☆☆☆☆
松本零士先生が先日お亡くなりになって……
また日記に書きたいと思っているのですが、松本零士先生の戦場漫画シリーズの中からOVA化されたアニメ「ザ・コックピット」という作品が大好きでした。
特に2話目の音速雷撃隊。
*「ザ・コックピット」が現在、Amazonプライムビデオで見放題配信されています。
その関連作品として出てきたのが特別攻撃隊を描いたとされるこの作品でしたが……
ただのおじいちゃんの旅作品でした(笑)初めて★0です。
一生懸命作られたんだと思うけど、あらすじには「実話」って書いてあるから、ちょっとノンフィクション映画に近い作品かと(おじいちゃんが語りながら所々で回想の映像が入るみたいな)
そう思って見ていたら、あらすじからは想像できないくらいのおじいちゃんの恋物語的なお話で😅
映像はちゃちくてもいいけど、どうにも特別攻撃隊の話からぶっとんだ全然違う話が軸になっていて……超絶早送りで20分程度で見終わりました(笑)
ただの戦後ヒューマンドラマとしてだったら★1個くらいは付けられたんですけど。
直前に松本先生の「ザ・コックピット 音速雷撃隊」を繰り返し観ていたので、余計に辛口評価となりました😁
今日も読んで下さりありがとうございました。
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