今日は凄い長い日記になります(笑)
全部私の勝手な憶測と、フィギュアスケートへの思いです。ご了承ください。
北京五輪、女子シングルFSの動画が日本3選手と金メダルのシェルバコワ選手しかYouTubeにあがっていないので、家にTVのない私はニュース記事でしか結果をまだ確認していません。
日本の坂本選手の銅メダル獲得は本当に嬉しいニュースではありましたが、今回のワリエワ選手のドーピング問題があり、加えてFS最終滑走でワリエワ選手がミスを連発してしまい結果は4位。
またもや話題はワリエワ選手に。
普段は華やかな女子シングルの話題なのに、なんだかメダルを獲得した選手たちでさえも素直に喜びを爆発させていいのかと微妙な空気になっていたし、FS出場していた選手みんなが過去の五輪とは違った異様な空気の中で競技を強いられてしまっているように見えて残念に思いました(コロナで超満員の観客もいないし)
特にエテリコーチに師事しているROC選手3人から、ドーピング問題、金メダル、銀メダルという結果なので尚更かもしれません。
坂本選手にとって、平昌五輪から4年間の辛い練習からの3位銅メダルをつかみ取った喜ばしい結果で、団体戦での銅メダル獲得というチームとしてのメダルも獲得できて、本来だったら騒々しいくらい喜びを爆発させてもいい結果なのに、それが許されないような微妙な空気が残念でした。
樋口選手も河辺選手も頑張りました‼
金メダルのシェルバコワ選手はエテリチームではありますが、こんな異様な雰囲気の大会で力を出し切った末の金メダルなのに、ドーピング問題のワリエワ選手と銀メダル獲得後にエテリコーチと揉めたとかなんとかだったトゥルソワ選手に話題は持って行かれてしまい、完全に蚊帳の外扱いに見えて可哀そうに見えてしまった。
ワリエワ選手のドーピング問題に関しては素人の私がいう事ではないかもしれないけど
「出場を認めるべきでなかった」
という世界共通の認識が正解だったのではないのかな。と思ってます。
悪しき前例を作るべきではなかったですね。
フィギュアスケートを見始めるようになってから、フィギュアスケート選手には無関係と思われていたドーピング問題。
よく陸上競技などで五輪でメダルをとった選手が7~8年経過してからドーピングで失格になり、銀メダルだった選手が金メダルになったり、4位の選手などが繰り上がりで銅メダルを貰うことありますよね。
五輪は4年に一度の祭典です。何度も何度も出場の機会があるわけでもありません。
リアルタイムでメダルを勝ち取ることに本来は意味があるんだと思います。
競技生活を終えてから、実は金メダルの選手にドーピングがあり
「ハイ、あなたは繰り上がって金メダルです」
と銀メダルで悔しい思いをした選手が時間が経過してから金メダルを貰ったって、悔しい思いをした7~8年間の時間は戻って来ません(室伏広治さんもそうでしたよね)
ましてや惜しくも4位だった選手の人生は、リアルタイムで銅メダルと8年経ってから銅メダルではそのメダルの価値は大きく違ってくる。
きっとメダルを大会中に取っていれば、7~8年間の間にあらゆる場面で稼げた年収も大違いだろうと思う。
どんなスポーツもそうですが、競技が終わった瞬間の選手たちの純粋に歓喜する姿、悔し涙を流す姿、そのどちらもクリーンなフェアプレー精神あっての美しさだと思うのです。
今回の問題は北京五輪が終了したら終わりではありません。
15歳という未来ある選手のこの先の選手生命を思えば心が痛くなってしまいますが、クリーンに競い合っている選手も巻き添えを食っているのも事実ですから、うやむやにせずに徹底的に調べて欲しいと思っています。
徹底的に調べることによって、エテリチームの他の選手への疑いの目も晴れるのですから。
ドーピング問題は今日明日には検査結果も解明もされません。
時間がかかるからこそ問題なんです。
ただ、結果はおのずと現れるような気もします。
今回のドーピング問題でエテリチームに所属する選手にも厳しい検査が今後は続くと思います。特に次の五輪を目指すジュニアの選手。
女子のジュニア選手でありながら男子顔負けの4回転を飛ぶ選手を現在も量産しています。
2年~3年経った時にも今回と同じような結果が現れなければ、今回のドーピング問題はグレーから真っ黒になるような気がします。
フィギュアスケートの年齢制限について
今回のワリエワ問題で、ワリエワ選手の年齢が15歳ということもあって、シニア大会の年齢制限がまた言われ始めています。
ここ最近フィギュアスケートを見るようになった方には、それこそソチ五輪前後からのフィギュアスケートファンには「おそロシア」などと言われて、ロシアの女子シングル選手がずっと低年齢と思われている方も多いみたいですね。
また懐古厨になって申し訳ないですが、ロシア選手はソチ五輪前までは息の長いそれこそベテラン選手が多かった印象です。
2002年のソルトレーク五輪にロシア代表として出場したマリア・ブッテルスカヤさんなんて29歳でした。
ブッテルスカヤさんは1999年世界選手権でも優勝した実力の持ち主でしたし、ブッテルスカヤさんやイリーナスルツカヤさんが表彰台の常連になるまでは、ロシア(ソ連時代も)の女子シングルスケーターに目立った選手はあまりいなかったし、それこそ低年齢の選手もいなかった印象です。
2003年の世界選手権の一発屋だったかもしれないけど、銀メダルだったエレーナ・ソコロワさんとか個人的に好きだったなぁ~
スルツカヤさんは若くしてシニアの大会に出場して注目されていたけど、それと共に息の長い選手でもありました。
ただ、今現在のように圧倒的な強さの選手はいなかったと思います。
今回のワリエワ問題で、シニアの国際大会も18歳以上にした方がいいという意見も多くみられますが、フィギュアスケート女子シングル五輪の金メダリストはずっと低年齢でした。
オクサナバイウル、タラリピンスキー、サラヒューズ、五輪で金メダルをとった年齢はもう30年くらい前からみんな15歳~16歳。
世界選手権も加えたら、もっとたくさんの15歳で活躍していた選手もいると思います。
伊藤みどりさんと金メダル争いをしたアメリカ代表のクリスティー山口さんだって20歳。
銀メダルだった伊藤みどりさんだって22歳。
トリノ五輪の荒川静香さん当時24歳が特殊なだけです(笑)その荒川さんだって長野五輪に出場した時は16歳ですからね。
選手にはその年齢でしかできないプログラムがあると思うんです。
過去の若くして金メダルを獲得した選手のプログラムをみれば分かると思うのですが、ジャンプ一辺倒だとか表現力が全くないとかスケーティングがでたらめでダメなのではないと思っています。
私の勝手な推測ではありますが、エテリコーチ組は特に若くなければ使い物にならないのではなく、太っても体が大きくなっても滑れるだけの基礎的なスケーティングを指導しているようには思えないんです。高難度のジャンプだけの指導。
ニュース記事で言われているように、才能のある選手をスカウトしてくる。
そういうやり方のようですね。
カミラワリエワ選手は8歳くらいからの動画がYouTubeにもありますが、ジャンプだけでなく上半身の使い方がノービスクラスなのに抜きんでていました。
2018年からエテリコーチに師事していますが、15歳で金メダルを獲得したザギトワさん同様に、15歳で北京五輪に出場できるであろう年齢を見据えてスカウトされたのかな。と思ってしまいました。
採点方式について
旧採点6点満点システムよりも新採点システムの方がいいと先日も書いてはいたのですが、その思いはかわりません。
SPで3位までにいなければ上位の選手のミスを願っての金メダルしか狙えなかった旧採点よりは、SPで失敗してもFSで一気に挽回できる今のシステムの方が選手にとってFSへのモチベーションに繋がると思う。
でも気になるのはエッジエラーは厳格化しても、ジャンプを飛ぶトゥジャンプ系のブレードジャンプ(チートジャンプとも言いますが)は放置されていることが多いです。
明らかにブレードジャンプでトゥ(ほぼブレード)をついたと同時に体がひねられていて、そこから体重が後ろのブレード4分の3以上ベタふみして氷上回転しながら飛んでいるようにみえて、私の目には4回転が3回転半にしか見えない選手もいました。男女ともに。
また、高難度ジャンプを飛ぶ選手にはおのずとPCSのスケーティングスキルも大盤振る舞いな所も気になりました。
高難度ジャンプに高得点は納得ですし、その分のボーナスは技術点のGEOで与えているのに、ジャンプ以外でリンクを周回する時のぎこちなさ、エッジを使い分けて滑っているような気がしないのに、PCSのスケーティングスキルも高得点になってしまう。
フィギュア=図形を描いてリンク全体をカバーしているようには見えない選手もいる。
リンクカバーも狭い、ジャンプとジャンプの合間に上半身の振り付けや足を上げるポーズから誤魔化しながら浅いエッジで漕いで進んでいくという感じに見える選手も。
今は必須要素ではなくなってしまったけど、リンクの端からチェンジエッジをしながら行う女子シングルのスパイラルシークエンスは大好きな要素でした。
エッジの使い分けもそうですが、スピードのある選手とない選手の見分け方にピッタリだったので復活して欲しいなと思います。
何よりもたった10秒程度の要素なのに、一瞬で女子シングルの華となる美しいスパイラルが大好きだったので必須要素に戻って欲しいと思っています。
あとこれは昔から言われていますが、各大会で成績を残してきた常に上位選手には、ジャンプの失敗などがあり明らかにいつもよりもスピードがなくなってプログラムがぶつ切り状態、時にはヤル気のなさそうな滑りだったりしても、PCSは高得点のまま。
だいぶ改善はされていますが、もっと分かりやすく改善して欲しいですよね。
ボーカル入りのプログラム
これは好き好きかもしれないけれども、私はやっぱりボーカル入りあまり好きじゃないです。
歌詞から受け取れるプログラムよりも、選手が個々に解釈して表現するクラシックや映画音楽の世界観が大好きだったので、個人的には今のフィギュアスケートの魅力が半減してしまっている原因のような気がするんです。
荒川静香さんのトゥーランドット、浅田真央さんのラフマニノフ、羽生選手のSEIMEI、ステファンのぶっ飛んだ解釈の四季。
大好きなプログラムはいっぱいあるけど、同じ音楽でも使用する部分は勿論違い、振付師と選手が作り出す世界観が個々に違った魅力があって大好きだったので、今のボーカル入りのプログラムは、何となく違和感とスケールの小さい世界観のような気がして、記憶に残らない印象があります。
私はフィギュアスケート好きになってからクラシックも好きになったので、それも残念に思うんです。
ボーカル入りは選手が楽しく滑ってくれるエキシビションだけで十分。
ちなみに、一番大好きなエキシビションナンバーは、トリノ五輪の時の荒川静香さんの「You Raise Me Up」
ジャンプ1回だけで、イナバウアーやイーグルなどをふんだんに取り入れて、あんなに美しいエキシビションは荒川さんならではでした。
フィギュアスケートってジャンプだけじゃないんだよ。という美しいお手本です‼
まとめ
ここ最近はフィギュアスケートを見る機会も少なかったのですが、ステファンが宇野選手のコーチになった事もありますが、昨シーズンからグランプリシリーズ、全日本、欧州選手権、全米選手権などなど、今はYouTube動画でライブ配信や録画配信で見れるので結構見ていました。
男子シングルに本田武史さんが15歳で彗星のごとく現れて(笑)TVでも放送されるようになってからのフィギュアスケートファンの私にとって、フィギュアスケート選手とドーピングが繋がるなんて思いもしませんでした。
先ほども書きましたが、ドーピングを犯した選手だけがメダルを剥奪されて終わるわけではありません。
本来だったらフェアに競技と向き合っている選手が貰えていたかもしれないメダル。
その選手の人生にも被害が及ぶんですよね。
クリーンに頑張っている選手の努力を無駄にしない為にも、今よりももっと厳しく選手だけでなく、その選手をコントロールする大人たちもクリーンな姿勢で競技と向き合って欲しいと願うばかりです。
もうあっという間に来月には世界選手権です。
日本の男女3人だけでなく、五輪でもいい演技だったペアのりくりゅう、アイスダンスにはかなだいも出場しますね。本当に楽しみです‼
個人的に全米選手権で大活躍したイリア・マリニン選手が凄い楽しみ‼
マリニン選手のお母様はルッツジャンプが綺麗だったあのタチアナ・マリニナさんだと知って、余計に楽しみになってしまいました。
あとコロナ陽性で五輪に出場できなかったヴィンセントやコリヤダもきっと出場してくるでしょう。
クリーンな戦いを期待しながら見守りたいですね‼
最後まで読んで下さりありがとうございました。
今日も読んで下さりありがとうございました。
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